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    ロートピとは?

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♦名産品・特産品について♦

名産品とは、その土地において有名な物の事を指します。
全国で作られているものでも、その土地の生産品が全体の70%を占めているとしましょう。これはもう立派な名産品なのです。一方の特産品はその地方の気候や風土でしか生産することの出来ない物の事を言います。この特産品や名産品は、全国各地に存在します。日本列島は北と南に長い島国ですので、地方によって生産品の性質が大きく異なります。
日本の一番北に位置する北海道と、一番南西に位置する沖縄では、名産品・特産品にどのような違いが現れるのでしょうか。


カニ

—北海道の名産品・特産品—
北海道といえば、やはり海の幸が多くあります。
アワビや牡蠣、ししゃも、鮭、ニシン、たら、昆布、カニ、ウニなど、とてもたくさんあります。
鮭は山漬けや飯寿司、粕漬けなどの料理法、保存法が有名です。カニもズワイガニにタラバガニ、毛ガニなど、一つ一つの特産品の種類をあげているとキリがありません。北海道の海の幸が美味しいのは、その寒さに理由があります。
魚介類は、水温が低くなると身体に脂肪が付き、脂がのります。鮭などは脂がのって美味しくなるのです。しかし、カニの方は脂肪がつかず、身肉をつけます。そのため、寒い時期に採れたカニは身がたっぷり詰まっており、旨味や甘味が凝縮されています。また、海の幸以外にも、夕張メロンやじゃがいもといったものが有名です。豊かな自然と、寒暖の差が、果物や野菜の美味しさを引き出します。


フルーツ

—沖縄県の名産品・特産品—
沖縄の名産品、特産品といえば、シークァーサーや島バナナ、マンゴー、パイナップル、ドラゴンフルーツ、スターフルーツなどのフルーツ類の他、海ぶどうやもずく、アーサなどの海藻類、そしてサーターアンダギーやちんすこうなどの揚げ菓子などが挙げられます。亜熱帯地域に含まれる沖縄県は、南国で採れるフルーツの宝庫です。果物の王様とも呼ばれるマンゴーは、生息適温が20度から30度です。沖縄の年間の平均気温は22度、23度ほどであり、まさにマンゴーを栽培するには適している気候といえるのです。また、お菓子に揚げ物が多いのは、熱帯・湿潤の地域により食材が腐りやすい為です。沖縄料理も揚げ物や炒めものが多く存在するのは、傷みやすい食材を上手く活用する為なのです。
また、全国で出回っているもずくのほどんどが沖縄のものです。それはもずくが綺麗な浅い海にしか生息する事ができないからです。昔は日本海沿岸でとることも出来ましたが、現在はほぼ沖縄のものです。北海道とは違った海の幸を味わう事ができるのが沖縄の魅力です。