切手が伝える復帰前の沖縄

1948年から72年まで続いた米軍統治時代、沖縄では琉球政府が本土とは異なる「琉­球切手」を発行していました。  普通、航空、記念特殊、年賀、それに速達の全259種類。題材は伝統芸能や民族行事、­工芸品、亜熱帯の動植物など、沖縄の歴史・文化・自然が多く、RYUKYUSの英語表­記があるのも特徴です。  東京・目白にある「切手の博物館」の田辺龍太学芸員によると、日本ではなく米軍の支配­下であることを県民に知らしめるために、意図的に沖縄とせず琉球の呼称を使ったようで­す。  沖縄県民は・・・

2012/9/13 ~